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明るい反抗2

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明るい反抗2~いつものように幕が開き…~

国分高校演劇部(1990年秋季地区発表会公演)

1990年10月3日 船橋勤労市民センター

演出:星原昭典

《 CAST 》
■ 宮沢彩 : 田中英恵
■ 緒形健太郎 : 星原昭典
■ 西村ひかる : 小島幸
■ 相原優子 : 住田多恵
■ 利根川秀子 : 白井英子
■ 外木文英 : 西野公康
■ 安部美智雄 : 田中克弥

コメント

この公演に関しては、不肖息吹は演劇部に対して謝罪しなければならない。この時期は七色仮面団の旗揚げ公演『楽園からの脱出』の準備と完全に重なっていた上、その脚本は遅れ気味で、それは当然のようにこの作品の完成の遅れにつながった。そのため演劇部は途中までの脚本での稽古を余儀なくされ、部員数の減少もあってスタッフワークの負担もかなりのものになるなど、相当苦しんだようだ。

 こうして出来上がった舞台は、小劇場演劇を研究した星原演出の力もあって、荒削りながらパワーとテンポに溢れるなかなかのものだった。ほぼ1時間を実質的に5人(しかも出番が多いのはそのうちの4人)で見せるというのは、なかなかできることではない。ただ、音響のレベルチェックに失敗したのか、肝心な台詞が音響にかき消されて聞こえなかったり、歌の場面で音が出なかったり、校長役の役者が長髪のままで登場したりと、詰めが甘いという印象が強かった。だが、それも十分な稽古ができない大きな要因を作ってしまった僕に責任の一端があることは言うまでもない。ひたすら反省の日々である。結果は参加10校中2位で、惜しくも県大会出場を逃した。きちんと稽古ができていればもっとよい結果が残せたであろうことが想像され、その点でも悔やまれる公演だった。